7月上旬の厳しい暑さ(37度超えの!)もきつかったが、ここ最近の雨降り続きには心身ともにどんよりとしてしまう。

「暑さでは死にそうになることもあるけど、湿気では死なないし♪雨降りだけど気温下がってくれて良かった。」なんて思ったのも束の間、こうも続くと湿邪にやられてしまう。

湿邪は脾胃を損傷しやすいから、私の場合ただでさえ低い消化能力がさらに落ちてしまう。

そして体全体が重だるい。

私は6~7月が1年の中で一番苦手で、大きく体調を崩すのは決まってこの時期だ。

国家試験が夏でなくて本当に良かったと思う。

また、湿邪は重濁性、粘滞性、下注性であり、人によってはむくみや関節痛を引き起こすという。夫の父は膝関節の痛みが辛いらしく、今月に入って2度ほど呼ばれてケアをしてさしあげた。

主に局所治療穴を。

どうやら変形性膝関節症らしい。膝にはその人の体重の3倍負荷がかかると言われている。関節軟骨がすり減り、骨どうしが直接ぶつかってしまい、骨棘という骨のトゲができてしまうこともあるという。

医師から観血的治療(手術)を勧められたこともあるというから、私のケアでできることは一時的な緩和くらいしか及ばないと思うけれど、少しでも楽になればよいなと思う。

映画「魔女の宅急便」で、おばあさんが『座ったままで勘弁してね。お天気がいいのに足が痛むの。』と言うシーンがあって、幼かった私は「天気と足の痛みに何の関係が?」と腑に落ちなかったけれど、今勉強していると、「そういうことか。」と分かる。

投稿者

かおり

2022年度末に22年間続けた職を辞し、鍼灸学科の学生になる。自然・健康・環境に即した医療や生き方を、東洋医学を通して学び中。