『平安のいけめん現る』

娘が「いいね!光源氏くん」というドラマのDVDを借りてきた。次元をジャンプして現代に現れた光源氏が、OLの主人公のマンションに住み着くというようなストーリーだ。

この光源氏くん、イケメンだけど動作はムダにゆっくりだし、笑うときは「ほっほっほ・・・」と貴族調だし、カフェでスイーツを食べただけで感動して和歌を詠む。現代社会では相等浮いているけど本人はお構いなし。主人公のOLに「動く速さ、もうちょっと何とかならないの?」と言われ、彼はこう返した。

「この世界では急がねば生きていけぬのか?気の毒に・・・・。」

このセリフに、はっとする。

同じ時間内なら、たくさんの仕事ができたほうがよい。勉強でもたくさんのものを覚えられた方がよい。たくさんのものを生産できたほうがよい。たくさんのことができたほうがよい。・・・それは本当だろうか?

多いか少ないか、早いか遅いか。それも大事だろう。でもそれだけで考えていると、その他の豊かなことを見落として、感じとれなくなってしまうのかもしれない。

ドラマ中に何度も何度も出てきたバックミュージック・・・。ここはやはり、これでしょう!

世界最古の管絃楽!(オーケストラ)

もうこれ聴くたび、平安のいけめん、光源氏くん(千葉雄大さん)のすました顔しか思い浮かばなくなりました。

リスフラン関節を痛めた過去

昔、無理な運動をして足をケガした。整形外科に行くと、「リスフラン関節を痛めている。」と言われ、約1ヶ月松葉杖だった。

自分が痛めた関節のことは印象に残るもので、教科書に出てくると「ああこれこれ!私もう知ってる♪」と心の中で得意気(?)だ。このリスフラン関節とその下のショパール関節、糖尿病などで足が壊死した場合の切断指標となるらしい。

名付けてリスフラン切断・ショパール切断というとのこと。・・・痛そうですね。

投稿者

かおり

2022年度末に22年間続けた職を辞し、鍼灸学科の学生になる。自然・健康・環境に即した医療や生き方を、東洋医学を通して学び中。