先日、学校へ美容鍼灸の講師の方が都内からいらっしゃって講義を受けた。
その方の理念も技術も素晴らしくて、学生に行ったデモンストレーションの実技では、顔面及び頭部に50本近く鮮やかな手つきでサッサッと瞬く間に刺鍼してゆく。
数分の置鍼後、モデルの学生さんの顔は顎がキュッとして確実に小顔になっていた。驚いたのは、耳尖から頭頂部までの長さが施術前に比べて短くなっていたことだ！
この先生の使用する鍼は、普段私たちが使っていたものよりも若干太めで、その分痛みも感じやすい。けれど、その先生曰くしっかり効果を出すために太めを選択しているのだそう。そして、顔という部位は何分痛みを感じやすいのです（泣）
以前美容鍼の授業中にある男子学生が
「こんなに痛い思いまでして（美容鍼）やりたいのかなあ～。」とつぶやいていたので、私は心の中でこう返した。
「こんな痛い思いしてもやりたいんだよ！」
女性の、きれいになりたいというモチベーションは、生きるパワーになることがあると思う。
私は全然美容マニアでもないし、まして今は人生の秋に入っているので、見苦しくない程度に身なりを整えられれば・・・程度だけれど、やはり自分の顔や肌が元気で生き生きしていれば気持ちが上がるしハッピーな気分だ。
これから多くの出会いがある方、人生の春や夏を過ごしている方などは、なおさらだろう。
そして美容鍼のよいところは、肌の土台に働きかけるところだと思う。
化粧品といっても色々あるけれど、どんな色を頬やまぶたに塗るとか、どれだけまつ毛の太さを強調し長さを延長するとかより、すっぴん肌そのものに生気を吹き込むことができるって美容鍼の魅力だと思う。
そうそう、頭皮と顔はつながっているので、デモンストレーションでは頭部にこんな形で刺していました。
眼精疲労にもよさそう。目が疲れている方、頭皮が凝っていること、多いんですよ。
この5センチの鍼、いっぱい余ってるから、今夜久しぶりに刺してみようかな。