NHKの大河ドラマ「光る君へ」を夢中で見ている。
脚本の大石静さんの術中にすっかりはまってしまい、人間模様から目を離せない。ひとは誰しもいいところだけならず、愚かさや滑稽さ、猥雑さなども持っていることをきっとよく知っているのだろうと思う。
前回の放送で、関白の藤原道隆が死去するシーンがあった。
だんだんと言動がおかしく体が弱ってゆく道隆。
その様子を画面上で見ながら、彼の症状を分析する自分。
①喉が渇いて水ばかり飲み(東洋医学では口渇といいます)
②目がかすみ(目昏)
③手足がしびれ
④痩せ(るい瘦)、衰弱→死
これは、糖尿病ですね!

①の喉の渇きは、高血糖ゆえに尿量が増えたため脱水症状が起き、
②の目のかすみは、網膜の毛細血管障害、
③の手足のしびれは神経細胞の障害から起きていると思われます。
道隆はかなりの大酒飲みだったということですから、そういった生活が大きな原因なのではないでしょうか。昔は、糖尿病のことを飲水病といったようです。古い時代からあった病なのですね・・・。
親子でげらげら
さて、今日は娘にこないだ教わってきた膝蓋腱反射のテストをしてみた。

膝蓋骨の下あたりをヘアブラシ(本当は専用の打つモノがある)でカコーンと打つ。すると、ピョコン!と下腿が上へ跳ねる。「なにこれー!」と面白がって、二人でげらげら笑いながら膝を打ち合った。
刺激によって引き延ばされた大腿四頭筋が収縮しようとする動きらしい。
全く反応がないのも障害の可能性があるが、反応しすぎるのも上位運動ニューロン(錐体路)障害らしい。授業で行ったとき、ペアの人がびっくりするほど私の膝がピョコン!とあがったので、思わず先生を呼んで上位運動ニューロン(錐体路)障害でないか確認してもらった。
「大丈夫、正常です。」あ、そうですか。よかったです!