ただいま2年の後期末試験である。筆記試験6科目、実技試験3科目。実力試験のように1日で全科目やってしまうのもきついが、こうして何日間にも渡って行われる期末試験はいつまでもいつまでも試験モードを保たなければいけないのがちょっと大変。そもそも、この学校に入ってから、ほとんど常に何かの試験前ではあるのだが。

でも、そこはやっぱり自分で好きで興味があって進んだ道なので、勉強は大変ではあるが、そんなに嫌ではない。頭の中で「鍼灸師ごっこ」をしながら「なるほど、膝窩に嚢胞ができて正座できないおばあちゃんが来たら、ベーカー嚢腫による脛骨神経麻痺を疑うのね。この場合、外反鉤足になっているはずなので、治療穴は委中・太渓か・・・。」とやっている。

デルマトーム上に出た反応
先週、左足の小指付近におかしなしびれが出ていた。
小指を揉んでも、しびれの出ているあたりを温めても治らない。「これは局所じゃないな。」
原因は、きっと小指付近ではない。
腰から、つまり脊髄神経からきているのではと疑った。
脊髄神経は、T(頸神経)1からC(尾骨神経)0まで、計31対ある。

それぞれの脊髄神経が、どの皮膚のエリアを支配しているかを表したものを、デルマトームという。

私がしびれを感じている左足小指は、S1(仙骨神経1番)領域だ。
「もしかして、L5/S1間のヘルニアか?もしそうなら、アキレス腱反射が減弱・消失するはず!」習った知識を総動員して、次の日学校でクラスの友達2人がかりで検査してもらうも、私の両足はアキレス腱反射が正常に出た。
しびれはそれほどひどい訳ではないが、いつもと違うぞわりとした感じはなんとも言えず不快である。
下肢の痛みは無い。でも、それならこのしびれは何なんだろう~。
私は近場の総合病院の整形外科を受診した。
長くなるので続きは次回。