さあ週末だ。

今日は平日とほぼ変わらない時間に起き、娘を部活に送り出してから家中の花瓶の水を取り替え、植木鉢に水をやり、掃除機をかける。家がきれいだと本当に気持ちがいい。

次は、食料の買い出し。大型スーパーへ行く。

先週もあれっと思ったが、野菜が高い。

キャベツ、350円超え。ブロッコリー、300円超え。えのきだって130円超えていたと思う。(今まで98円くらいで買っていたと思うんだけど)

ふつうの野菜がこんなに高いと困る。食べていくというのは日々続くのことなので、食料が手に入りにくくなっているというのはなんだか危機を感じる。

食糧自給率は言わずと知れた3割台だし、実際身の回りで専業農家をしている同世代はほとんどいない。けれど、人間を含めどんな生きものだって、食料の獲得は生きていく上で最優先課題だと思う。

それを肌で感じてかどうだか、身の回りで今まで農業をやっていなかった友人知人が「畑をやりたい。」「田んぼをかりてお米を作っている。」と言っているのを聞く。

自分たちの食料を自分たちで作り出す文化として、ロシアでは「ダーチャ」、ドイツでは「クラインガルテン」とよばれる家庭菜園がある。

私も小さな畑があるにはあるし、この春何か作ろうかなと思う。なかなかうまく育てられなくて、過去挑戦するも、作物を枯らしてしまうことが多かったのだけど。

写真は、お弁当用つくりおき料理。鶏肉とネギの中華風。豆板醤が効いたタレで。

貧血

さて、前回の記事で

「血色素量(ヘモグロビン)が基準値内であっても、МCⅤが大きいと、できそこないの大きすぎる赤血球がたくさんある巨赤芽球性貧血である。」ということを書いた。

貧血は、ヘモグロビンを見るだけじゃ分からないこともあるということだが、今回はまた別の項目から切り込んでいこうと思う。

さて遡ること数年前。

自分のことで恐縮だが、仕事も家事も育児も趣味も、自分の許容量を超えるようなやり方で頑張っていた時期があった。時を同じくしてなんだか体調が優れなかった。とにかく疲れて、食べても寝ても(そもそも寝る時間を削ってもやっておきたいことがいっぱいあった)エネルギー補給がうまくいかない感じ。

そんなとき、とあるクリニックでちょっと詳しめの血液検査をしてもらったら、フェリチンという項目が異様に低い、との指摘を受けた。

赤い文字で4.9と書かれている。「5未満は測定不能なので、赤文字で4.9と表示されます。」とのこと。ちなみに基準値は(検査機関によって異なるが)20以上は欲しいところだそうだ。

「あ~わけのわからない体調不良の原因が判明した!」と、そのときは腑に落ちた気がした。(本当は、フェリチンが低いことは原因でなくて、現象そのもので、原因とはもっと複雑でいろんな要素が絡み合っていると今では分かるのだけれど)

じゃあこのフェリチンは何を表しているのかというと、体内で鉄をためておく“貯蔵鉄”の働きを持つタンパク質である。全身の細胞に存在しているが、とくに肝臓、脾臓に多く見られ、血液中にも存在する。それが、すっからかんだったというのだ。

通常の貧血検査では、ヘモグロビン量だけしか診ないことがほとんどなので、見逃されがちな項目であることから、フェリチンが足りない場合を「隠れ貧血」と呼んだりする。

その後、鉄剤を飲み始めたところ、効果は感じられてきて、いくらか体調がよくなった。しかし、今度はフェリチンが90とか、多いと100を超してしまったこともあり、そういうときは鉄剤をストップする。多すぎる鉄は、肝臓に悪さをすることもあるらしい。しょっちゅう血液検査をしているわけでもないので、そのあたりの判断が難しい。

やはり、理想はふだんの食事からまんべんなく栄養素を摂れるのが一番なんだけどな・・・。初めの話に戻るが、やっぱりカギを握るのは「食」ですね。