来月上旬に後期末試験を控え、またもやテストモードな日々。今回は1週間以上の長きに渡る試験なので、あまり根をつめていない。とは言え、今回は実技テストも含まれるので、勉強プラス練習となるのがちょっと大変。

音楽をやっていたので身に染みているが、「まぐれでうまくいく」ということはあり得ないと思っている。充分すぎる準備、自分の弱点と徹底的に向き合う時間、あらゆることを想定したリハーサルが必要だ。それらをやったって、やらかしてしまうときはある。(演奏時にそれが起きてしまうことを、現場の人は「事故」と呼ぶ。)でも、本番90のできばえを出したいのであれば、120くらいのレベルでできるよう普段から練習しておくことで、ちょっとやらかしても、なんとかなる。

実際、昨日ある教科の実技テストにてちょっとばかりやらかしてしまった。残念ながらパーフェクトは望めなそうだ。なんとか合格点に達しているとは思うのだけれど・・・多分。

↓ 最近食べたランチ。ネパールカレー。チキンが骨まで柔らかく煮込んである。

血の話題が続いたので、今回もそれに引き続いて。

個人的な話になるが、うちの母は昔から自他共に認める「肌が黄色い人」だったそうだ。小さい頃の私は「肌なんて色白か、色黒か、どっちかでしょ。」と二者択一しかないと決め込んでいたが、大人になって思ったのは、「肌の色はいろいろある。」ということだ。

赤い人。黒い人。青い人。

私はやっぱり母に似て黄色いかも、と思うようになってきた。

肌の色が黄色くなる疾患としては、黄疸が挙げられる。

この黄色はどこから来ているかというと、古くなった赤血球が脾臓で壊されるときにでる物質、ビリルビンだ。もとはヘモグロビン(ヘム←鉄+グロビン←たんぱく質)だった。

赤血球は通常、約120日で壊され、肝臓でグルクロン酸抱合されて胆汁成分として利用され、おおよそのものが便と共に排出される。だから、肝臓や胆管に疾患があるとこの機序がうまくいかず、血中にビリルビンがあふれることになる。

また、溶血性黄疸といって、血液が寿命より前にバンバン壊されてビリルビンが過剰にでてしまう場合もある。

しかし、かかりつけのドクター曰く、

私の場合は「肝臓とかそういったことが原因じゃなくて、かおりさん、栄養不足だね。赤血球の膜が壊れやすいんだよ。LDLコレステロールが低いでしょう。」確かに。

私はいつもLDLコレステロールは基準値以下なのである。この項目、別名「悪玉コレステロール」なんて名前がついているが、

・LDLはコレステロールを血管へ運ぶ役割

・HDLは余ったコレステロールを回収する役割  があるのだ。よって、

LDLによって運ばれすぎればもちろん血管に悪さもするが、如何せん、コレステロールは細胞膜の材料になったり、ホルモンの前駆物質になったりする必要なモノなのだ。

よって、コレステロール足りない → 赤血球こわれやすい → ビリルビン多くなる → 肌黄色 となるわけだ。

これは東洋医学でいうところの脾気虚に当たると思われる。どんな症状かというと

肌が黄色くて

食べても太れなかったり

息切れ(短気)があったり、熱くもないのにじわっと汗が出たり。(自汗)

東洋医学でいうところの脾のはたらきは、消化吸収にダイレクトに影響する。そして湿気に弱い。だから、島国日本では、脾が虚している人が多いと言われている。

そして「足りないんだったら、高コレステロールな食事をバンバン摂れば?」となるのは危険だ。消化吸収能力に問題がある場合に無茶な食事をすると、かえって悪循環を招く。

とにかく虚証の人は、無茶をしない、一気に何とかしようとしない、こつこつ積み上げる、ということが大事。